マメコと私の記録

2017年33週6日1254g。極低出生体重児で生まれたマメコの話

術後すぐは息をしているだけで精一杯でした

緊急帝王切開を終え、病室に運ばれる時、手術の終わりを待っていた夫が

心配そうに駆け寄ってきた。

 

 

 

「お疲れさま・・・。」

 

 

 

確かそういってくれたと思う。

 

 

どうやら赤ちゃんがでてきてから、一時間くらい私がでてこなかったので心配していたらしい。

 

 

 

出産日当日、生まれてきたマメコに会えたのは手術室での一瞬だけだった。

看護師さんがNICUに運ばれる前のマメコの写真を一枚、私にくれた。

 

小さくて、細くて、ふっくらした赤ちゃんではなかった。

 

会えない間、その写真を見て過ごした。

 

 

 

地獄から解放されたのは、束の間だった。

出産当日、夜になるにつれ、みるみる・・・恐ろしいスピードで

自分の身体がパンパンに膨らんできているような感覚に襲われた。

 

 

「え?また水が体に溜まってきている?」

 

 

夜10時頃になるころにはまるで水が体に流れ込んできている感じがして、息をすることも苦しくなってきた。

 

 

「お、溺れる・・・」

大げさではなく、そんな感じだった。

 

慌ててナースコールを押す。

 

 

駆けつけてくれた看護師さんが慌てて先生を呼び出しに行った。

息が苦しい・・・溺れる・・・。

 

先生が駆けつけ、体の酸素濃度を確認し、ベッドの上でレントゲンを撮るという。

 

技師さんが部屋にきて、ベッドに寝たままレントゲンの準備がされた。

部屋でもできるんですね😅

 

 

 

レントゲンの結果によると体に水が溜まり、肺にまでその水が入り込んだため息苦しくなったらしい。

 

酸素マスクをつけることになった。

 

 

その日も一睡もすることができず、体中につけられた機械の音もうるさくて全然眠るどころじゃなかった。

 

 

水を抜いた体もみるみる水が溜まり、体がパンパンになり、寝返りはもちろん身体を少し横に傾けることさえできない。

出産前日と同じように申し訳なかったけど、看護師さんに手伝ってもらいながら一晩を過ごした。

 

 

はっきりいって術後の傷の痛みとかあったんだろうけど、こっちの方が辛すぎて傷の痛みとか全然覚えていない。

 

 

てっきり、体の向きをかえやすくするために、看護師さんが背中に厚手のタオルか毛布を入れてくれたのかとおもっていたら・・・・。

 

 

ふわふわのクッションかなと思っていたら、自分の背中の浮腫みだったっていう

そんな感じです😂

 

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